新型コロナウイルス ワクチン・検査パッケージ適用ツアー 抗原検査にご用心!!
新聞の折り込みチラシなどでもワクチン検査パッケージ適応ツアーの企画が入るようになってきましたね。
その内容を見ていて勘違いを起こしやすいと思ったことがあったので掲載いたします。
本日入っていた広告には
ツアー参加条件
・出発日の3日前以降に採取した検体によるPCR検査結果または抗原定量検査の結果が陰性であること。
抗原定量検査!ここ注意してください!
いま、当薬局で行っている無料の抗原検査といわれるものは抗原定性検査になります。
抗原定性検査と抗原定量検査、文字は似ていますが精度も異なるためこの2つの検査の違いを記載いたします。
検査種類 | 抗原定性検査 | 抗原定量検査 |
調べるもの | ウイルスを特徴づけるたんぱく質 | ウイルスを特徴づけるたんぱく質 |
精度 | 検出には一定以上のウイルス量が必要 | 抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる |
検査実施場所 | 検体採取場所で実施 | 検体を検査機関に搬送して実施 |
判定時間 | 約30分 | 約30分+検査機関への搬送時間 |
検査結果通知書の有効期限 | 検体採取日+1日 | 検体採取日+3日 |
どうでしたか?実は結構違いがあります。
ワクチン検査パッケージで使用する際に一番重要な検査結果通知書の有効期限が違うので注意してください。
愛知県のPCR等検査無料化事業内でも、検査結果通知書の有効期限 PCR検査等:検体採取日+3日という記載になっています。
この等のなかに抗原定量検査は含まれております。
とてもややこしいことなので、直前で勘違いをしていて"検査パッケージが使えない"とならないようにご注意お願いします。
検査を実施している薬局・医療機関に確認すれば教えていただけるかと思います。
抗原検査を薬局で実施し、その場で結果がわかりますと言われればほぼ抗原定性検査になります。
詳細は検査実施施設にご確認ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。