荊芥連翹湯
最近コロナウイルスの感染予防に効くかも?といわれているあの漢方薬です。
当薬局でも取り扱っています。
ここでは、コロナウイルスではなく、そもそも荊芥連翹湯とはどんな薬か?ということについて投稿させていただきます。
荊芥連翹湯は「漢方一貫堂医学」のいわゆる解毒症体質の改善につかわれる薬です。
解毒症体質とは現代でいうとアレルギー体質と考えて良いようです。
ベースは温清飲(四物湯、黄連解毒湯)で、そこに、辛温解表薬(荊芥、防風、白芷)、辛涼解表薬(柴胡、薄荷、連翹)、排膿解毒薬(桔梗、甘草、枳実)が追加されています。体表の衛気を発散する生薬が含まれていることで皮膚病変、副鼻腔などに効きやすくなっています。
適応は各メーカーごとに違うのですが、蓄膿症、慢性鼻炎、にきび、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎です。
構成生薬に黄連解毒湯が含まれているため熱の症状(鼻水が黄色い、アトピーの発疹等)がある方に使うとよい薬になります。
この時期、花粉症対策として取り扱いを開始させていただきました。
漢方薬についてご相談ありましたら当薬局までご連絡ください。